2021.06.07

雨の日~メンテナンス~

こんにちは
SLOWです。

梅雨真っ盛りで雨の日が続いてますね。
朝起きた時に湿気だったりで空気が重くなり
雨降ってるなと感じたり。

この鞄が、靴が、洋服が雨の日だから
気を遣って使えない、、
気分を上げたい時に限ってそうですよね。

本日は雨の日にフォーカス。
メンテナンスをすれば革モノは
水シミが出来にくくなり
雨の日でも少しは安心して使って
いただけるかと思います。
※あくまで水に対する対策であって
防水になるわけではありません。。

SLOWでは
メンテナンスキット
・無色のデリケートクリーム
・馬毛のブラシ
・クロス×2枚
と防水スプレー
をオススメしています。

これらさえあれば、ほとんどの革製品の
お手入れが可能になります。
とは言っても普段、靴のお手入れを行っている道具を
カバン等に使うことはおススメしておりません。
なぜなら、靴の汚れがカバンについたり、
靴の補色を行った後だとブラシに色が残っていたりします。
それを知らずにカバンをブラッシングしてしまうと
キャメル色のカバンに黒色の線が入ってしまったり
考えたらショックですね。
そいういったことを未然に防ぐために
小物は小物用のセットを用意しておくことをオススメしています。

また、メンテナンスは10分程あればできる
簡単なお手入れです。
お花に水をやる気持ちで穏やかにしましょう。

【使い方】
1.まずは、普段使っている汚れを落とすために全体的にブラッシングを行います。
そして、クロスに馴染ませる程度にクリームをとり、軟膏を塗るような所作で塗り広げます。
余裕があるときはステッチ部分のブラッシングや
クリームをヘリの部分や四隅まで丁寧に塗りましょう。
そういう場合は指をそのまま使った方が塗りやすいです。

2.クリームを塗り終えたら、仕上げのブラッシング
ブラッシングは歯磨きと一緒で強く押し当ててしまうと
ブラシ自体に負担もかかってしまうので優しくサササッと
全体的にクリームを馴染ませるような気持ちで。

ブラシとクリームによるメンテナンスはこれにて終了です。
想像するより簡単に短時間で終えることが出来ます。
また、クリームにはロウやスクワランという油分が入っており
人間でいうハンドクリームのような保湿する役割をもっています。

雨の日はこの保湿が重要で
革が水に濡れた時、しっかり保湿されている革であれば
水分が入る隙間を油分が埋めてくれるので
浸透し辛くなり水シミを防いでくれたりします。
なので、普段からお手入れを行っていると
突然の水分に対する最悪の状況を防ぐことが出来るのです。

ただ、雨の日の対策でいうとまだあります。
それがこちら

『防水スプレー』です。
こちらは防水はもちろんのこと、ホホバオイルという油分も
含まれているので革のしなやかさを保ちつつ雨から革を
守ってくれる優れものです。
スプレーするとフッ素コーティングが施され
革にバリアを張るようなイメージ。
※こちらも完全防水になるわけではありません。

ですが、するのとしないのとでは大違いです。

画面左が防水スプレーをした革で右は何もしていません。
比べると一目瞭然ですね。
革に浸透する前に拭いてしまえばある程度の水シミは
防いでくれます。右側のように滲んでしまうと
拭いてから日陰で乾かしてください。

雨の日に革カバンを使うのも趣がありますし
なにより愛着をもって使いたいですよね。
とにかく革が水に濡れた際は
まず乾いた布で拭いてください。
梅雨時期もこういったことで
ステイホームやお出かけを楽しみましょう。

今日はこの辺りで。